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【読書レビュー】谷崎潤一郎『痴人の愛』

【読書レビュー】谷崎潤一郎『痴人の愛』

ずまラジオ
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耽美派の巨星、大谷崎の真骨頂!
マゾヒズムを描いた近代文学史に残る名作『痴人の愛』についてです。谷崎潤一郎については、いまさら紹介するまでもないでしょう。日本文学を代表する文豪で、割と最近まで生きてた人です。長生きしたんですよね。
今回扱う『痴人の愛』もそうですが、やはり谷崎潤一郎には耽美派としての印象が強いのではないでしょうか?
実は谷崎潤一郎には幅広い教養があって(そりゃ当たり前っちゃ当たり前ですが)、単なる官能的な作品で終わらないところが何よりの魅力です。
女性に魅入って破滅に向かう男性の脆弱、日本の伝統文化と幻惑的な異国情緒のせめぎ合い、誘惑的なナオミの艶やかさ……あまりに美し過ぎる文章には目眩がすること間違いなしです!
「私自身は、ナオミに惚れているのですから、どう思われても仕方がありません」
※本文は新潮文庫(平成25年5月)版を参照しています

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